はじめに 表には出ない中小企業の汗と涙
日本の経済を支えているのは大企業ではありません。
圧倒的多数を占める中小企業こそ、地域経済の屋台骨です。
特に食品業界では、家族経営や職人魂を貫く小さなメーカーが、日本各地に数えきれないほど存在しています。
しかし、彼らの現実は厳しいのが実情です。
販路が見つからない。卸に値切られる。百貨店バイヤーの名刺すらもらえない。
そんな中で、もがきながら商品を作り続けている中小企業の社長たちがいます。
この見えない現場にこそ、今の時代に必要な物語があります。
中小企業の販路開拓とは営業だけではありません
私は中小企業、特に食品メーカーの販路開拓支援を専門にしています。
営業コンサルと呼ばれることもありますが、やっているのは単なる営業トークの指導ではありません。
たとえば、こんな事例があります。
創業五十年の漬物屋が、販路を広げられず悩んでいました。
百貨店への出展を夢見ていましたが、バイヤーと会うチャンスすらありませんでした。
ところが、地域新聞に小さく取り上げられたことで、問い合わせが殺到しました。
その後、東京のバイヤーから連絡が入り、念願の催事出店が実現しました。
現場を変えたのは、単なるセールストークではありません。
商品の魅力をどう伝えるか。誰に伝えるか。どこで勝負するか。
こうした販路戦略の再設計が、すべての始まりでした。
マスコミの力が届く先 中小企業にしか描けない物語
マスコミ関係者の皆さまにお伝えしたいのは、
こうした一社一社にドラマがあるということです。
いわゆるメディア映えする企業や、タレント性のある社長でなくても、
毎日汗を流して地元のために働く人たちがいます。
そして、彼らの存在を伝えることこそ、地域経済を動かす力になると私は信じています。
実際にテレビや新聞に一度でも取り上げられた中小企業は、
そこから得た信頼をきっかけに販路が一気に開けることがあります。
メディアの力は絶大です。
ただし、それは伝え方次第でもあるのです。
現場密着型コンサルタントとしての役割
私は売れるしくみづくりの支援と同時に、
その企業の物語を第三者の目で整理し、伝わる形にするお手伝いもしています。
社長自身が気づいていない魅力を引き出し、時にはメディア向けの情報整理も行います。
だからこそ、マスコミの皆さんと連携し、
現場の声をもっと世の中に届けていきたいと考えています。
現場に足を運び、社長の本音を聞き、商品に込めた想いを感じる。
そんな取材を通じて、中小企業の価値を再発見していただけたらうれしいです。
おわりに 地域から日本を元気にする情報発信を
時代が変わり、情報の受け手も変わっています。
SNSの時代だからこそ、マスコミの編集力や信頼性はこれまで以上に重要です。
もし、中小企業のリアルな現場を伝えたいとお考えのメディア関係者がいらっしゃれば、
ぜひ一度、私にご相談ください。
表に出てこない、でもたしかに息づいている地域経済の底力を、一緒に伝えていけたらと願っています。
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