営業が苦手な社長こそ大型連休の最終日にやるべきこと


あしたは大型連休の最終日。
道路は大渋滞、駅や空港は大混雑。

世間では明日から仕事か…と気が重くなる日かもしれません。
でも、実はこの日、売れる社長とそうでない社長の差が静かに開く日でもあります。

とくに営業が苦手な社長ほど、休み明けにエンジンがかかるまでに時間がかかるもの。
せっかくの大型連休も、気づけば終わってた…ではもったいない。

ほんの少しだけ視点を変えて、連休最終日にやるべきことを意識してみてください。
今日という一日が、明日からの仕事に差をつくってくれます。

1. 連休中の気づきを振り返っておく

営業がうまい人は、必ずメモを取っています。
売れる社長も、同じです。
枕もと、トイレにまでメモ帳をおいている社長がいます。
気がついたヒントも一瞬で忘れてしまうんです。

メモを取る理由は、営業のヒントは遊びの中にも転がっているから。

たとえば、家族で行った観光地のおみやげ売場。
なんでこの商品がこんなに売れてるんだろう?と感じたら、それが大事な気づきです。
価格?パッケージ?ポップの言葉?
自社の商品と比べて、違いをひとつ見つけるだけで価値があります。

また、親戚との会話の中にも最近◯◯が流行ってるらしいよといった
生活者の視点が含まれていることがあります。
それが次の商品開発や販路開拓の種になるかもしれません。

連休中に出会った人・モノ・場所を、スマホのメモや手帳を見返しながら、
3分でもいいので振り返ってみましょう。
それだけで、自分の視点がひとつ上がります。

2. 明日の準備をひとつだけしておく

連休明けに、スムーズに動ける社長には共通点があります。
それは、前日に少しだけ明日の準備をしていること。

準備といっても、大げさなことは不要です。

・明日の朝イチで電話する相手を、1人だけ決める
・資料の山の中から、最優先の1件をピックアップしてデスクに置く
・たまっていたメールの中で、1通だけ返事をしておく

こういった小さな仕掛けがあるだけで、翌日の動きがまったく違ってきます。
何からやろうかな…と迷ってエンジンがかからない時間を、なくすことができるのです。

営業が得意じゃない社長ほど、準備が先にあると安心して動けます
逆に、ノープランのまま連休を終えると、次の一歩がなかなか踏み出せません。

3. 誰かにひとことだけ連絡しておく

営業と聞くと、アポを取って売り込みに行くようなイメージがあるかもしれません。
でも、実際の営業はそんなに重たくなくて大丈夫。
ちょっとした声かけだけでも十分な営業活動です

たとえば、

・連休中に思い出した取引先に、またご一緒できたらうれしいですとメール
・前から話していた件を、そろそろ進めましょうか?とメール
・連休中に出会った人に、今日はお会いできてうれしかったですとSNSでメッセージ

これだけで、相手に思い出してもらえる存在になるのです。

営業が苦手でも、売り込まずに思い出してもらうことならできるはず。
むしろ、しつこくしない営業こそ信頼され、長くつながれるきっかけになります。

おわりに

大型連休の最終日は、何もしないで終えることもできれば、
明日からの差をつける1日にすることもできます。

営業が苦手な社長こそ、この静かな1日を味方につけることが大切。
大きく動かなくてもいい。
たったひとつ準備するだけ、ひとつだけ連絡するだけで、次の一歩が軽くなります。

仕事が始まってから焦るのではなく、今日のうちに心の準備を。
それが、明日からの成果に変わります。


● 顧問契約をご検討中の企業さまへ
貴社の商品に合った販路開拓戦略をご提案し、営業の動き方までサポートします。
● セミナーを企画中の支援機関・団体さまへ
展示会営業や販路づくりをテーマに、全国各地で講演実績があります。
● メディア・取材ご担当者さまへ
中小企業の営業現場を事例とともに紹介できます。ご相談はお気軽に。
▶ ご相談・お問い合わせはこちら