営業が苦手な社長でも新規顧客を開拓できる具体策


「営業は苦手」そう感じる社長がやるべきこと

「営業が苦手」そう感じていませんか?「営業」という言葉を聞くと、
電話でのアポイントメントや飛び込み営業といった、強引な手法を思い浮かべる方も多いかもしれません。
ですが、安心してください。営業は決して特別なことではなく、社長
がこれまで顧客と築いてきた日々のコミュニケーションそのものです。

「うちの商品には自信があるけど、それをどうやって知ってもらえばいいのか…」
そう悩む食品会社の社長は少なくありません。

新規顧客を開拓する方法は、飛び込み営業だけではありません。むしろ、御社の強みを活かしたやり方で、お客様に商品やサービスを届けることができます。この記事では、営業が苦手な社長でもできる、無理のない新規顧客開拓の方法を具体的にご紹介します。

あなたがすでに持っている「営業力」に気づく

多くの社長は、すでに優れた「営業力」を持っています。それは、お客様との会話、商品への熱い想いを語ること、そしてお客様の期待に応えたいという気持ちです。これらはすべて、信頼関係を築くための大切な要素です。

営業とは、お客様との信頼関係を築き、そのニーズに応えることです。決して難しいスキルではありません。あなたが自社の商品について、情熱をもって語る姿こそが、最高の営業なのです。

営業の常識を覆す!効果的な3つの販路開拓手法

営業が苦手な社長が実践すべき、無理なくできる販路開拓手法を3つご紹介します。

1. オウンドメディアの活用

ウェブサイトやブログ、SNSといった自社で運営するメディアを活用しましょう。レシピの紹介や食品に対するこだわり、開発秘話など、読み応えのあるコンテンツを発信することで、見込み客が自然と集まります。

たとえば、製造工程を動画で公開したり、商品を使った簡単レシピをブログで紹介したりするのも良いでしょう。お客様は御社の「顔」が見えることで、安心感を覚えます。

2. 展示会・商談会の活用

展示会や商談会は、多くのバイヤーや食品関連の事業者が集まる絶好の機会です。試食・試飲を提供したり、商品の魅力を伝えるストーリーを語ったりすることで、あなたの熱意が相手に伝わります。

名刺交換の後も、ただ待つだけでなく、お礼のメールを送ったり、定期的に情報を提供したりすることで、関係性を深められます。

3. 既存顧客からの紹介

いまの顧客は、御社の商品をよく知っており、その価値を認めてくれています。既存顧客に「もし知り合いで、当社の製品に興味を持ちそうな方がいたらご紹介いただけませんか?」とお願いしてみましょう。

紹介による新規顧客は、すでに信頼関係が構築されているため、成約率が高いという大きなメリットがあります。日頃から既存顧客との信頼関係を大切にすることが、紹介のきっかけになります。

「営業」を再定義する:お客様との「対話」こそが本質

そもそも「営業」という言葉に、あなたはどんなイメージを持っていますか?強引、押し売り、ノルマ、断られる恐怖…そのようなネガティブな印象が先行していませんか?

営業とは、新しい価値を創造すること。お客様の課題や悩みに寄り添い、御社の商品がその解決策になることを提案するプロセスです。これは、一方的に商品を売り込むことではありません。お客様の言葉に耳を傾け、共感し、最適な解決策を一緒に見つけ出す「対話」です。

この対話の先に、信頼関係が生まれ、やがてビジネスへと発展します。あなたがこれまで行ってきた、お客様との何気ない会話や、要望に応えるための努力、それこそがまさに「対話」であり、営業の本質そのものなのです。

具体的な行動ステップ:今日からできる3つのこと

「よし、やってみよう」そう思っても、何から始めればいいか迷うかもしれません。まずは、以下の3つの簡単なステップから始めましょう。

ステップ1:自社商品の強みを再確認する

御社の商品が、どんなこだわりを持って作られているのか、どんな人に喜んでもらいたいのか、改めて考えてみましょう。食品なら、原料へのこだわり、製造方法、生産者の想いなど、語るべきストーリーはたくさんあるはずです。このストーリーが、お客様の心を動かします。

ステップ2:お客様の声を聴く

既存のお客様に「なぜ私たちの商品を選んでくれたのですか?」と尋ねてみましょう。直接会う機会があれば、ぜひ聞いてみてください。メールやアンケートでも良いです。お客様のリアルな声は、今後の販路開拓の大きなヒントになります。

ステップ3:情報発信を始める

小さなことからで構いません。今日からSNSで、日々の出来事や商品の裏側を写真付きで発信してみましょう。プロのカメラマンでなくても、スマホで撮った写真で十分に伝わります。情報発信は、お客様との接点を増やすための第一歩です。

成功の鍵は「継続」と「楽しむ」こと

これらの手法は、すぐに大きな成果が出るものではありません。大切なのは、焦らず、小さな成功を積み重ねることです。

営業を「やらなければならない苦しいこと」ではなく、「お客様と新しい関係を築く楽しいこと」と捉えなおしてみましょう。あなたの情熱や人柄は、必ず相手に伝わります。

「営業が苦手」という壁は、あなたの心のなかにだけあるのかもしれません。その壁を取り払って、お客様との対話を楽しんでみませんか。御社にしかない価値は、必ず誰かに求められています。

まとめ:できることから始める一歩が未来を変える

営業は、決して特別なスキルや才能が必要なものではありません。あなたがお客様のために、真摯に向き合う気持ちが一番大切です。

今回ご紹介した手法は、どれもいますぐ始められることばかりです。まずは一つずつ、できることから始めてみてください。その一歩が、御社の未来を大きく変えるきっかけになります。


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