売りたい食品を極めたのか
──「売れない」の前に、自分に聞いてほしいことがあります。
「うちの商品はおしいのに、なぜ売れないんだろう?」
(この言葉はもはやNGワード)
そんな声を、何回も聞いてきました。確かに、味には自信がある。素材もこだわっている。
製法つくり方だって他の商品と違う。でも、それでも売れない。
そこで一つ、お聞きします。
あなたは、その食品を“極めて”いますか?
「極める」というのは、ただずっと作ってきたということではありません。
売りたい商品の魅力を、誰よりも徹底的に調べて、
どう売るかまでを突きつめているかどうかです。
もっといえば
世の中にある類似の食品を買って食べましたか?
多くの売れない理由はこれにあります。
他社の商品は食べましょう。
これすらやっていない社長が多いです。
たとえば、ある漬物メーカーの社長は、ただ「昔ながらの味です」と言うのをやめました。
「いそがしい現代人が、5分でホッとできる“実家の味”」と新しいコピーにしました。。
パッケージも変えたところ、数ヶ月で売上が大幅に増えました。
当然、既存の漬物は全部買って食べたそうです。
つまり、「売れない」のではなく、「売るということを理解していない」だけだったのです。
売りたい商品があるなら、それを“徹底的に深掘り”してみてください。
売れる商品の味、パッケージ、価格など。
「売れるようにしたい」と願うなら、まずは「極める」こと。
他社の商品を食べまくること。体重増えてもいいんです!
あなたが本気でほれこんでいる商品なら、そのよさを伝える努力を惜しまないはずです。
その姿勢こそが、お客様の心を動かします。
簡単には売れません。
でもやることをしっかりやれば売れます。