現場の声を、もっと遠くへ──中小企業支援の現場に立つ者として、伝えたいこと


全国には、挑戦を続けている中小企業がたくさんあります。
地域の素材を活かした加工品、家族で営む老舗の味、赤字覚悟で出した新商品。
どれも、必死で営業に動いている現場の声が詰まっています。

私はこれまで、全国のがんばっている企業現場を訪ねてきました。
北海道から九州、離島まで、小さな食品メーカーや生産者のそばに立ち、販路開拓を支援してきました。

支援といっても、特別な戦略を授けるわけではありません。
展示会で一緒に名刺を配り、バイヤーとの交渉を一緒にやったり、時にはメールの送り方から手伝います。
販路開拓とは、こういう泥くさい営みの積み重ねです。

けれど、こうした地元企業の努力は、なかなか世の中に届きません。
テレビや新聞では、いつも目立つ成功例や最新トレンドが取り上げられます。
その陰で、誰にも気づかれず、それでも諦めずに挑戦している会社がたくさんあるのです。

私は、そうした汗のにおいがする話にこそ、耳を傾けてほしいと願っています。
中小企業の社長たちは、いつだって現実の数字と向き合いながら、会社も社員も守ろうと必死です。
その姿を、私は数えきれないほど見てきました。

たとえば、事業を息子に譲ったものの、思わず口を出してしまう創業者の父。
何度も断られたバイヤーに粘り強く提案し、三年越しでようやく納品が決まった話。
商談会で突然引き合いをもらい、驚きながらも真剣に準備を進めた社長の姿。

数字や実績では測れない営みの深さが、そこにはあります。

私は、その一つひとつを、もっと多くの人に知ってほしいと思っています。
そして今、そうした声を社会に届ける伝え手の役割を、自分自身が担うべきではないかと感じています。

取材というかたちで届けられるのであれば、私自身の体験や支援の現場を通じて、
中小企業の苦悩や希望を、よりリアルに語ることができるかもしれません。

もちろん、私は評論家ではありません。
現場に立ってきた一人として、あくまで見聞きしたこと、感じたことしか話せません。
けれど、だからこそ伝えられることもあると信じています。

成功例ではなく、うまくいかなかった話。
理想ではなく、現実とのせめぎあい。
それでも挑み続ける人たちの姿に、私は何度も心を動かされてきました。

そんなエピソードを通して、同じように悩んでいる社長や、
販路づくりに苦しんでいる誰かに、少しでも希望を届けられるなら、
それが何よりうれしいことです。

地域密着型の番組や、企業支援をテーマにした紙面などで、
中小企業のリアルを伝える企画がありましたら、現場の視点からご協力できるかもしれません。

出演のかたちや形式は問いません。
直接お会いする形でなくても、電話やオンラインでのお話も可能です。
内容やテーマがまだ明確でなくても、「少し話を聞いてみたい」という段階であっても、
ご相談をいただければ、現場で得た知見をもとに誠実にお応えします。

小さな挑戦に光が当たることで、またひとつ、新しい一歩を踏み出す会社が生まれるかもしれません。
そんな瞬間に、少しでも関われたら本望です。

どうか、地方で静かにがんばっている会社の声に、耳を傾けていただけたら。
現場を歩いてきた一人の支援者として、伝えられることを大切にしていきたいと思っています。

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