社長が意識するべき顧客と関係をつくる商談のコツ

販路開拓専門家の伊藤です。


販路開拓には顧客との関係をつくることが大切です。


先日、同席した商談でこのようなやりとりがありました。
顧客「○○はできますか?」
社長「うちでは○○はできません」
顧客「そうですか、ありがとうございます」


商談時間は20分程度でした。
こんな商談をしている社長はいますか?
残念なパターンです。


商談後に社長へ確認したところ
できないことをできると
顧客に言っても、うそになります。
だからできないと言ったと。


半分あってますが不合格です。
一見すると顧客に正直へ回答し
効率よく商談したかに思えますが
顧客と関係をつくることはできません。
販路開拓に成功することはありません。


では、どうすればよいか?
顧客「○○はできますか?」


社長「当社で○○はできませんが外注先を活用すれば可能です」
社長「当社で○○はできませんが、△△なら可能です」
社長「〇〇の理由はなんでしょうか?△△のほうがメリットあります」


自社で難しいからお断りするのではく
代替案をかならず提示してください。


代替案の提示することによって
顧客の希望が変わることもできますし
仮に失注しても関係をつくることができます。


顧客の要望に応える方法を
考えて提案することです。


このときに注意することがひとつあります。
「顧客の希望を否定しないことです」。


顧客は○○したいと言っているに
それをきつい表現で否定する社長が多い。


顧客は理屈でわかっていても
感情的にはおもしろくありません。



顧客の希望を否定するのではなく
いったんうけとめ、選択肢をひとつ増やす感じ
顧客へお伝えする。ことです。