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販路開拓に欠かせない食品バイヤー商談会の書類審査に通過するFCPシートの書き方

行政や金融機関の食品バイヤーとの商談会にもうしこんでも
いつもFCPシートで選ばれない、という経営者が多いですね。

これは商品や会社ではなく、FCPシートの書き方に
課題があります。

どうすればバイヤーに選ばれるFCPシートを書けるかお知らせします。
バイヤー商談会は販路開拓に必須の戦術です。有効に活用しましょう。

商談会に参加するためには、「FCPシート」と呼ばれる書類をつくることが大切です。
この書類は、御社の会社や商品について、バイヤーにわかりやすく伝えるためのものです。
(だから、書くのが面倒とか言わないように)

1. 会社概要を書く

まず、御社の会社についての基本的なことを書きます。これが、FCPシートの最初の部分です。
ここでは、正しい情報をわかりやすく伝えることが大切です。

  • 会社の名前: 会社の正式な名前を、読みやすくはっきりと書きます。
  • 会社の場所: 会社がどこにあるのかを、正しい住所で書きます。
  • 会社ができた年: 会社がいつできたのかを書きます。
    これで、会社の歴史や信用できるかどうかを伝えることができます。
  • 会社の資本金、売上: 会社の大きさや安定しているかどうかを伝えます。
  • 会社の従業員数: 会社で働いている従業員の数を書きます。これで、会社の大きさがわかります。

2. 商品について説明する

次に、あなたが売りたい商品についてくわしく説明します。これが、FCPシートの中心となる部分です。バイヤーが興味を持つように、商品をしっかりとアピールしましょう。

  • 商品名: 商品の名前を、わかりやすく書きます。たくさんの商品がある場合は、
    すべての名前を書きましょう。
    この商品名はFCPシートで重要な部分です。目に留まるような商品を考えてください。
  • 商品のカテゴリー: 商品がどのような種類のものなのかを明確にします。
    たとえば、「お菓子」や「飲料」などです。
  • 商品の特徴: 商品の特別なところ、ほかの商品とくらべてどんな点がすぐれているかを
    説明します。
    たとえば、「体にいい」「保存料を使っていない」など、バイヤーが興味を持つポイントを
    簡単に伝えます。
  • どんな人に売りたいか: どのような人にこの商品を売りたいか、食べてほしいかを考えて書きます。
    たとえば、「健康に気をつかっている人」や「若い人女性」などです。
  • どうやって商品を作っているか: 商品がどのように作られているか、
    また使っている材料についても説明します。
    特に、ほかの商品とどう違うのかをしっかり伝えましょう。

3. 商品をどう売るかを書く

商品を売るための計画について書きます。ここでは、どのようにして商品を市場に出して、
お客さんに届けるのかをくわしく説明します。

  • 販売方法: 商品をどうやって売るのかを説明します。たとえば、インターネットで売るのか、
    お店で売るのか、または問屋を通じて売るのかなどです。
  • 値段を決める方法: 商品の値段をどうやって決めたかについて説明します。
    また、なぜその値段にしたのか、その理由も簡単に書きます。
  • 宣伝方法: 商品をどうやって宣伝していくのか、具体的な計画を書きます。
    たとえば、インターネットで広告を出す、SNSを使う、試食会を開くなどです。
  • ほかの商品との比較: ほかの会社の商品とくらべて、あなたの商品がどうすぐれているかを
    説明します。市場での競争がどうなっているかを考え、自分の商品がなぜよいのかを
    はっきり書きます。

4. 販売実績やエビデンスを書く

これまでの販売実績、受賞歴や、信用できるかどうかを示すためのエビデンスを書きます。
バイヤーに「この商品は信じられる」と思ってもらうために必要な部分です。

  • これまでの売り上げ: これまでにどれくらいの商品を売ってきたのかを書きます。
    具体的な売り上げの数や、どれくらい市場で売れているかを示すことができれば、
    バイヤーは安心できます。
  • 受賞歴: もし、商品や会社が賞をもらったことがあれば、それを書きます。
    これは、商品の品質をアピールするよい方法です。
  • お客さんの声: 実際に商品を使ったお客さんからの感想やおすすめの言葉を紹介します。
    これによって、商品が本当にいいものであると伝えることができます。
  • 商品が使われている例: ほかの会社や業界でどのように商品が使われているか、
    具体的な例を書きます。これによって、バイヤーは商品の展開をイメージしやすくなります。

5. 将来の計画を書く

将来に向けた計画や目標についても書きます。
これは、バイヤーにとって、御社が長期的につきあえるパートナーであることを示すために重要です。

  • これからの商品展開: 新しい商品の計画や、今ある商品の改良について書きます。
    これで、会社が成長し続けていることを示すことができます。
  • 市場拡大の計画: 新しい市場に進出する計画や、今の市場でさらに多く売るための計画について
    書きます。
  • 新しい技術の導入計画: 新しい技術を取り入れる計画や、商品の競争力を高めるための
    計画について書きます。

6. 見た目の工夫

FCPシートの見た目もとても大切です。情報がわかりやすく伝わるように、デザインやレイアウトに工夫をしましょう。

  • 見やすさ: 情報が見やすく整理されているかを確認します。段落や見出しをしっかり使い、読みやすいレイアウトにします。
  • 写真や図の使用: 商品の写真や、わかりやすい図を使って、目で見てわかるシートにします。
  • フォントや色の選び方: 文字の大きさや色にも気をつかい、全体的に読みやすく、見栄えのよいシートを作ります。

7. 完成前に確認する

FCPシートを完成させる前に、他の人に見てもらい、意見をもらうことが大切です。
商談会の事務局への提出前にかならずチェックしましょう。

  • 社内の確認: 会社の他のメンバーにFCPシートを見てもらい、間違いや改善すべき点がないかを
  • 確認します。
  • 外部の意見を聞く: もし時間があれば専門家に感想をもらい、わかりにくい部分がないか
    チェックします。

8. 注意するポイント

FCPシートを作るときには、次のポイントに注意しましょう。

  • 正確さ: すべての情報が正確であることを確認します。特に数字やデータに間違いがないように
    気をつけます。
  • わかりやすさ: 必要な情報だけを、わかりやすく書くことが求められます。いらない情報は省き、
    たいせつなことをしっかりと伝えます。
  • 定期的な更新: 市場の状況や会社の現状に合わせて、FCPシートを定期的に見直し、最新の情報を提供するようにします。特にバイヤーの書類選考を通過しなかった場合は、その要因を考え
    修正することが大切です。

まとめ

FCPシートは、商談会であなたの会社と商品をアピールするための大切なツールです。
FCPシートを作るときには、見るバイヤーの立場にたってわかりやすく、
魅力的に情報を伝えることが大切です。
上記のポイントを参考にして、バイヤーにとって価値のあるFCPシートを作成してください。

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