「いろんな人に会ってるんですよ」「相談も受けてるし、商談会にも参加してます」
そんなふうに話す社長、けっこう多いです。でも、なぜか結果が出てない。
もしかしてそれ、“動いてる気になってる”だけじゃないですか?
今回は、ついおちいりがちな「動いてるフリ経営」の落とし穴と、
そこから抜け出すヒントをお伝えします。
■ 「やってる感」で安心していませんか?
「支援機関の専門家に相談した」「展示会にも行った」――そう話す社長って、正直多いです。
たしかに行動しているように見えるし、ご本人も頑張ってる気はしてる。
自己満足ですね。
でも話をよく聞いてみると、アドバイスは実行していない、商談会で名刺交換しただけ…
つまり、実際には何も変わっていないことがほとんどなんです。
これって、ある意味“行動してるフリ”。
外から見ると動いてるようで、実は会社の中身は何ひとつ動いてない、そんな状態です。
当然売上もふえず新規顧客も開拓できていません。
■ 情報を集めるのは簡単。でも、使うのがむずかしい
いまはネットでたくさんの情報を集めるのは正直カンタン。
でも、その情報を“ちゃんと使って成果につなげる”のは、かなり難しいんです。
社長、最近なにか具体的に動きましたか?
専門家に相談したこと、実際に社内で試してみましたか?
お客さんに提案してみました。
何かひとつでも、売上に直結したことはありましたか?
もし「うーん…」と詰まってしまうなら、情報ばっかり集めて
終わってる状態かもしれません。
■ ひとつに絞って、深くやる
成果を出してる会社の社長は、意外と「いろんなこと」をやっていません。
代わりに、「これ」と決めた支援をしっかり深くやってるんです。
専門家も一人に決めて、何度も相談。
商談会で出会ったバイヤーに、何度も連絡して関係を築く。
そうやって、“一発勝負”じゃなくて“地道な継続”で結果を出していく。
実は、これがいちばん確実で現実的なやり方なんですよね。
■ 専門家は魔法使いじゃない
「専門家に相談したから安心」
「行政の支援制度を使ってるから大丈夫」
――これ、ちょっと危険な思考です。
専門家はアドバイスはしてくれますが、あなたの代わりに行動してくれるわけじゃない。
「聞いて満足」では、いつまでたっても何も変わりません。
ジムに入会しただけで痩せないのと同じで、
相談しただけでは会社は良くなりません。
やるのは、あくまで社長自身なんです。
■ 今日もまた“相談だけ”? 一度立ち止まろう
「また専門家相談、予約しておこうかな」
そう思ったら、ちょっと立ち止まってみてください。
この3ヶ月で、具体的に何をやった?
前回の相談内容、どこまで実行した?
もし答えが出てこないなら、今日の相談もたぶんムダになります。
新しい話を聞く前に、前の話を“やってみる”ことのほうが、ずっと大事なんです。
■ 小さくても、自分で動く。それがいちばん強い
最終的に会社を変えられるのは、やっぱり社長しかいません。
専門家も、支援制度も、バイヤー商談会も、全部ツール。
使いこなすかどうかは、自分次第です。
だからこそ、「また聞いてから動こう」じゃなくて、
「まず動いてみて、必要なら相談する」に切り替えてみてください。
小さな一歩でも、自分で動き始めること。
それが、会社を変えるいちばんの近道です。
ありがとうございました。
専門家に相談しても前に進まないのは、自分が動いていないだけかもしれません。
一歩を踏み出すお手伝いをしています。お気軽にどうぞ。
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