はじめに:連休明け、会社の空気は「社長の一言」で決まる
大型連休明け。
水産加工、惣菜、製麺、菓子、どんな業種でも、連休明けは少し気が抜けたような空気になります。
工場も営業も「さあ、今日からやるか…」と静かに始まる連休明け。
なにかぼーっとしている雰囲気
でもここで、“売れる会社の社長”は一歩リードしています。
連休明けだからこそ、「動いている姿」を見せて、次の販路・売上につなげているんです。
よくある失敗①:工場から再開して、営業が止まっている
食品会社の現場は、とにかく製造優先。
まずは工場を回す、在庫を戻す、それが当たり前です。
でも、連休中に商品は売れて減ってるはずなのに、
「営業からの注文が入らない」
「バイヤーの反応が遅い」
という声、出てませんか?
それは、営業側がまだ動いてないから。
社長が「出荷優先」だけに気を取られると、肝心の“売る動き”が後回しになります。
お客様優先、営業優先でスタートです。
よくある失敗②:担当任せで、社長が見えてこない
連休明けの営業担当は、まずルーティン業務に追われています。
棚の確認、配送状況の整理、在庫の照会。
そこに“社長からのひと声”があるかどうかで、空気は大きく変わります。
「〇〇さんに連絡入れといたよ。あとは頼んだよ」
「そろそろあの商品、再提案してみたら?」
こんな一言があるだけで、営業は動きやすくなるし、社内の緊張感も戻るんです。
よくある失敗③:バイヤーや得意先に“動いてます感”が届いていない
食品の世界では、**“仕掛ける側が有利”**です。
「連休明けだから、ちょっと時間くださいね」と様子を見ていると、
先に他社に枠を取られて終わります。
特にスーパー、通販、道の駅、ギフト業界は連休明けが仕込みどき。
このタイミングで
「もう秋企画、いかがですか?」
「連休中に売れ筋だったんで、今のうちに再提案を」
先手先手で企画の提案をしてください。
こんな声をかけられたら、
「あ、この会社はちゃんと動いてるな」と感じてもらえる。
今日からできる“3つの動き”
小さな食品会社だからこそ、社長の行動が売上に直結します。
今日からできる3つの動き、ぜひ試してください。
1. 取引先に「社長直電」を3件だけ入れ
「連休明け、いかがですか?」
「御社でも何か変化ありましたか?」
たったこれだけでOK。
社長の動きはお客様、社内へ効果絶大です。
社長の声は、相手の“目を覚まさせる”力があります。
2. 社内に“ひとつの指令”を出す
「今週は売上〇件までいこう」
「この商品を1件でも多く提案してみて」
内容はざっくりでOK。方向性を示すだけで、動きが生まれる。
3. 得意先に“ひとこと提案”を送る
PDFでも写真でもいいので
「連休中に動いた商品の結果報告」や
「次の売れ筋提案」を“気軽に”送る。
相手がまだ本調子じゃないこの時期だからこそ、軽めの提案が効く。
まとめ:食品業界は“動き出しが早い会社”が勝
わたしは全国で食品会社の販路開拓を支援していますが、
動き出しが1週間遅れただけで、次の企画に間に合わなかったケースもたくさん見てきました。
だからこそ、連休明けの今、
「工場は回ってる。でも営業は止まってないか?」
「動いてる会社と、待ってる会社。どっちでいく?」
そう、自分に問いかけてください。
小さい会社こそスピード勝負、小さい一歩を心がけてください。
そして、まず3件。
社長の声を届けることから、はじめてください。
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