営業職を募集しても応募がない…それでも販路開拓は止められない


「営業の人を募集してるけど、ぜんぜん応募が来ないんだよね」
「やっと入ったと思ったら、すぐ辞めちゃって…」
「結局、自分がまた営業に出てるんだよ」

採用に苦労されている会社は、本当に増えてます。
営業経験者が少ないうえに、「営業ってキツそう」「売り込みはやりたくない」といったイメージで敬遠されがち。
ましてや地方や中小企業となると、なかなか応募が集まりません。

営業職が「来ない」のには理由があります

たとえば、

勤務地が遠い・通いづらい
業務内容がわかりにくい
将来が見えにくい
求人票に魅力がない
社長の顔や会社の雰囲気が見えない
給与、福利厚生がよくない

いまはネットで会社のことを細かく調べる時代です。求人サイトの内容だけではなく、ホームページやSNSまで見て、
「なんとなく合わないな」と感じたら応募しない。それが今の求職者の行動です。
履歴書不要の短期バイトもたくさんあります。

営業の人がいない=何もできない、ではない

では、営業担当がいないと販路開拓はできないのでしょうか?
答えは「そんなことはありません」。

たとえば…

社長自らが“営業の顔”として活動する
オンラインでバイヤーとつながる
展示会や商談会にしぼって出展する
既存の取引先と関係を深めて売上アップを狙う
外部の支援機関や専門家と一緒に進める

いまの時代、営業のやり方も、出会い方も、ずいぶん変わってきました。
昔のように「外回りして訪問して…」というスタイルだけが営業ではないんですね。

「うちの会社って、どんな会社?」が伝わるかどうか

応募がない、という会社に共通しているのは、会社の“顔”が見えにくいことです。
「わからない会社」と見られています。

どんな思いで商品をつくっているのか
どんな人が働いているのか
どんなお客さまに喜ばれているのか

こうしたことが伝わると、「この会社で働いてみたいな」と感じる人が出てきます。
逆に言えば、そこが見えないと、どんなに待遇がよくても人は集まりません。

営業がいないからこそ、伝わることもある

「営業がいない」というのは、見方を変えれば「社長が直接向き合ってくれる会社」でもあります。

実際、こうした会社に魅力を感じてくれるバイヤーさんも多いです。

開発担当が直接商品を説明してくれた
小回りがきいてやりとりが早かった
想いがストレートに伝わってきた

営業担当がいないことをネガティブにとらえるのではなく、「だからこそ伝えられることがある」と考えてみるのも、
ひとつの方法です。

いまできることから販路は拓ける

人手不足は簡単に解消できる問題ではありません。でも、だからといって「営業できない」とあきらめる必要はありません。
むしろ、今ある人と、今ある力で、できることをひとつずつ見つけていくことが大切です。
人を募集しても応募がないのは普通くらい考えてください。

営業の人が来ない。そんな状況の中でも、工夫しながら前に進んでいる会社はたくさんあります。
焦らず、でも止まらず。そんな販路開拓を応援しています。


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